背景と目的
宮城県内の復興・地域づくりの現場では、地域住民、NPO、行政、企業などの多様な背景を持つ人々が、復興に携わる当事者として、長期にわたり活動を営んできました。
復興活動の蓄積も、もうすぐ10年となります。復興検証などといった形で、これまでの活動の適切性を今一度、客観的に鑑みる動きが生まれてきています。一方で、今も復興活動の直中にいる、地域住民、支援者等の当事者自身が、自らの活動を問い直し、自ら意味付けを行っていく機会はいまだ多くありません。
不確実性や困難さに向き合い、そこから担い手同士で共に創造することが、復興活動の本質の一つであるならば、復興に携わる当事者自身が、自らの言葉で、自身の復興を問い直し、価値を認識していくことが、復興からつながるこれからの地域、自組織、個人にとって、重要な意味を持つのではないでしょうか。「当事者による復興省察研究会」では、復興に携わってきた当事者の目線で、復興活動の振り返りや問い直しを行い、その価値を明らかにしていくことをめざして発足し、参画者を広く募集します。
※当事者:
ここでは、震災を契機に当事者意識を抱き、復興活動に携わってきた人々のことを指します。
研究の実施内容
本研究会の取り組みでは、4回の研究会の実施(オンライン参加可)と、1回の対話の機会づくり(ラウンドテーブル)を通して、これまでの復興活動を当事者自身の視点で問い直す、研究を協働で行います。研究成果については、報告書や記録誌の作成を行うことを予定しています。
※ラウンドテーブル:
ここでは、多様な職種・役割・地域の人々が、立場を越えて、自らの活動や実践について、4-5人程度の小グループで語り聴き合う対話の機会のことを指します。
対象・応募条件
本研究会の趣旨に賛同いただける、宮城県内で復興活動に取り組んでいる当事者の方(地域住民、NPO、行政、企業)
※職種・年齢・性別を問わず、多様な立場の方の参画を歓迎します。
※ある程度継続的に現場で実践を積んでいる方を主対象としています。
※10名程度を想定しています。
事務局
今年度の本研究会の事務局は、一般社団法人みやぎ連携復興センターが務めます。
※研究会メンバーの中から協働事務局・幹事団体を設置することについても、検討していく予定です。
※今年度、本研究会およびラウンドテーブル企画は、平成31年度復興庁被災者支援コーディネート事業の一環として実施します。
応募(参画のご表明)について
本研究会の発足に賛同し、研究会への参画を希望する方は、下記の方法で事務局までご表明ください。
■ WEBからお申込みの場合
下記URLから参加申込フォームにアクセスの上、必要事項を記入し、送信ください。
みやぎ復興9年・当事者による復興省察研究会 メンバー募集
■ FAX・メールにてお申込みの場合
下記募集要項を参照の上、必要事項を記入し、下記事務局までお送りください。
募集要項
募集要項はこちらから
事務局(一社)みやぎ連携復興センター(担当:高橋)
TEL 022-748-4550 FAX 022-748-4552 E-mail info★renpuku.org
(★を@に変えてください)