2月20日(土)、石巻市総合福祉会館みなと荘にて開催しました。この研修会は宮城県地域コミュニティ再生支援事業被災地域リーダー研修の一環として、石巻市内の自治組織の役員、支援団体の皆様を対象として開催されました。今回は復興事業により新たな入居者が加入し、コミュニティ再生に関する様々な課題に直面している既存自治会における地域活動の進め方のヒントを得ていただくこと、その活動実現のために本事業を活用していただくことを目的として実施しました。開催に際しては石巻市地域協働課、一般社団法人ishinomaki2.0に多大なご協力をいただきました。
まず、認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸理事長、中村順子氏を講師として、「地域活動の立ち上げと運営のコツ」という内容で講義をいただきました。住民自らが動くことの重要性とともに、地域活動のタイプ(自治会などの地縁的活動、NPO・ボランティアなどのテーマ・目標に根差した活動)について、体系化された図や事例を踏まえて分かりやすく説明いただきました。
その後、宮城県地域コミュニティ再生支援事業についてみやぎ連携復興センター佐藤より説明をさせていただきました。27年度の申請動向やスケジュール、対象について簡単な説明を行いました。
その後、27年度補助金の採択団体でもある亘理町北城東区町内会会長鈴木眒(はやし)氏より地域の活動を紹介いただきました。鈴木氏からは災害公営住宅住民と住民融和のための活動、心がけていることなど自治組織のまとめ役の立場から報告いただくとともに、補助金を活用して実施した交流会の様子を共有していただきました。
参加者アンケートでは大変勉強になったという声とともに、コミュニティ融和のために28年度以降本事業を活用していきたいという声も挙がりました。
28年度も本事業は継続することが決定されており、今後も各地で同様の機会を設けていきます。よろしくお願いいたします。
▲認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸理事長、中村順子氏より講義
▲亘理町北城東区町内会 会長 鈴木眒(はやし)氏より地域活動紹介
(宮野)