せんだい・みやぎNPOセンターの渡辺一馬です。
宮城県災害ボランティアセンターより以下のアピール文が届きました。
この連休にボランティアを考えているみなさんへ。
「連休に震災ボランティアを考えている皆さんへ」
2011年4月20日
宮城県災害ボランティアセンター
これからゴールデンウィークにかけて多くのボランティアの力が必要とされることが予想されます。被災地でボランティア活動に参加するにあたって気に留めていただきたいことがいくつかあります。被災地はまだまだ多くのニーズがありますが、ボランティアをそのニーズに結びつけるコーディネーション部分に多くの時間と手間をかけなければならないのが現状です。
被災地の方々の力になりたいという熱意が被災地に負担をかけることなく受け入れられるよう次の点に気をつけていただければと思います。
●事前の情報収集
現地の状況は日々変わります。ライフライン復旧の状況や宿泊施設の有無などを、インターネットなどで情報収集しましょう。また地元や近隣で開かれる震災ボランティアのためのオリエンテーションに参加してください。
●ボランティア時差出動
現地では長期の継続した支援を必要としています。ゴールデンウィークには多くのボランティアが被災地に集中することが予想されています。調整がつくならば「ラッシュ」を避けて予定を組んでください。
●個人より組織されたボランティア
現地では組織化されたボランティアが求められます。個人よりも現場でのコーディネーションがやり易く結果被災地の負担を少なくすることができます。具体的には…
①すでに活動をしているNGOやNPOのプログラムに参加する。
②自分で20名以上の仲間を集めてバスをチャーターし、被災地の県の社会福祉協議会が運営している災害ボランティアセンターと調整する。
③事前に先遣隊を派遣して受け入れ先と調整を行う。
④個人単位で自家用車で乗り入れることはしない。
※被災地ではすでに朝夕に交通渋滞「ボランティア渋滞」が起こっています。できるだけバスや自家用車でも乗り合い(ライド・シェア)を利用しましょう。
●ゴールデンウィークだけに集中しない
ボランティアが必要とされるのはゴールデンウィーク中だけではありません。個人ならボランティア休暇制度を利用する、企業ならゴールデンウィークをずらして休暇をとれるようにするなどの配慮をして下さい。地元の人たちの負担が軽減されると共に、ボランティア活動が計画的にできるようになります。
●出発前にボランティア保険に加入
ボランティア活動では予期せぬ事故(怪我)に合う場合もあります。出発1日前までにボランティア保険(Aプラン・天災型)に加入してください。窓口は地域の社会福祉協議会です。
以上を様々なメディア(例えばテレビ、ラジオ、公共広告機構など)を通じて、広く人びとの目に触れるようにして頂くことを希望します。
以上