みやぎ連携復興センターにインターンシップとして参加させていただいている東北工業大学の庄子です。
8月26日(火)に石巻市桃生公民館で行われた寄りあいNIPPON・第2回いしのまきワークショップに参加してきました。
寄りあいNIPPON・いしのまきワークショップは石巻の子どもと子育てのサポート、若者のこれからについての
現在の課題を見つけ、解決するために何が必要であるかを考え提案する場です。
今回は相互を知り各々の情報を共有する事を目的としており、
石巻市内、市外を問わず行政機関やNPO、企業等の団体が参加しました。
参加団体は約15団体、人数は約30名の参加となりました。
プログラムは午前と午後でそれぞれ3つのテーマについて意見交換が行われ、
午前は学校教育・就労支援・協働等、
午後は生涯学習・虐待問題・障害福祉等をテーマで進められました。
石巻市の子どもに関する施策にはどういったものがあるのか説明を受けた後、各グループに分かれ意見交換を行う形だったため、
施策を踏まえた議論ができ、具体的な話し合いができていたと思います。
私は午前中に就労支援についてのグループに参加し、そこでは子育て中の母親が働きたい時に働ける場所がないため
仕事と子育ての両立ができないといった現状から、そのニーズにどう対応できるか議論しました。
他にも石巻での水産業の人手不足や若者の離職率の高さが課題として挙げられ、これに対しては
子どもの就労意欲を引き出す必要性と、そのために必要な支援について議論しました。
午後からは虐待問題のグループに参加し、石巻市内での児童虐待・障がい者虐待・高齢者虐待・配偶者のDVの実態について
虐待防止センターの方からお話を聞き、その対応策や周囲の人ができることについて議論しました。
違った取組みをしている団体が集まったからこそ、様々な角度からの意見や提案が出され
それぞれがそれまで思いつかなったような発見があるように感じました。
また、行政の方からは子どもたちや子育てをする親への細やかなサポートは
行政だけでは難しいためNPO団体の協力が必要だ、といったお話もありました。
今回のワークショップでお互いを知り、共有した情報を基にして次回からはどの部分を協働・連携していき、
どういった取組を目標としていくのか明確にしていくとのことでした。