あの日から丸3年。東日本大震災からの復旧・復興の道のりは4年目を迎えます。
まず私たちは、これまでの3年、
市民や地域が主体となり進めてきた様々な取組を誇りに思います。
また岩手・宮城・福島をはじめとする被災各地域へ、
日本全国、世界各国から多くの支援を頂いていることを、あらためて感謝申し上げます。
この1年のあいだ、各地の復興がもとめるかたちは、より多様になりました。
たとえば、なりわいの再生や教育の環境の変化に伴う、くらしのかたち。
たとえば、住まいの移行や長期化する避難に伴う、コミュニティのかたち。
たとえば、人口減少や防災・減災に適応する、まちのかたち。
たとえば、支援の縮小・撤退に対応する、自治のかたち。
そして、社会の変化に適応する、公共のかたち。
これらの「かたち」は、東日本大震災からの復興のみならず、
広く日本の、市民社会の新しい姿を指し示すものと考えています。
では、これらを担い、推し進めるのは、いったい誰でしょうか。
市民でしょうか。それとも、支援者でしょうか。
行政でしょうか。それとも、NPOや企業、そして大学でしょうか。
私たちは、一人一人が地域社会において自らが果たせる役割を担い、
ともにかたちを創造する時だと考えます。
震災から4年目、復興のかたちづくりはここからが本番です。
私たち3県の連携復興センターは、
市民を中心に多様な主体による協働・連携がより進むことを目指し、
市民や地域の自律に向けた支援、新らたなコミュニティの創造、
および広く国内外への発信を通し、
震災復興を通した新しい社会の実現を支えることを、ここに共同で宣言いたします。
平成26年3月11日
いわて連携復興センター
みやぎ連携復興センター
ふくしま連携復興センター