『自治会運営のカンドコロ』が完成しました
東日本大震災からの復興に向けて、災害公営住宅等の建設に伴って出来た新しい自治会や
災害公営住宅等の住民を受け入れた既存の自治会では、補助金や支援者の力づけで
住民による主体的な地域コミュニティ活動が行われてきております。
言うまでもなく、自治会は地域づくりの最も根幹をなす組織であり、
互助組織として永続的な活動が不可欠ですが、自律的な運営をするためには、
自治会のスタートアップをサポートする公的機関の補助金等に加えて、
住民自身が課題解決に取り組むノウハウと組織力が必要とされています。
復興による住宅再建でできた地域コミュニティは、従来のそれとは違い、
短期間で初めて会う人たち同士で、互助・共助の関係性をコミュニティ内に築く必要があります。
これは震災復興のコミュニティ形成の特徴と言え、
従来のコミュニティ形成のノウハウでは解決できないことも多くあります。
その状況下にあっても、アイデアを出し合い、合意形成をしながら、
また、支援団体や行政などの公的機関とも連携を図りながら成果を上げている自治会がいくつも生まれています。
本冊子は、特に震災復興に起因する地域コミュニティ形成(自治会運営)における、
宮城県内の各自治会の皆様のご尽力の賜物としてのノウハウを詰め込んだものとなっています。
身近なアイデア、先行事例を集約していますので、今、課題と感じることがあれば、マネしてみるのもよし、
アドバイスを聞きに行くのもよし、自治会運営のヒントとして活用していただくための一冊です。
また、住民主体の地域経営のノウハウなど、将来にわたって持続できる
地域コミュニティ形成の一助となることを願っています。
一般社団法人みやぎ連携復興センター
(本冊子序文より抜粋)
自治会運営のカンドコロにつきましてご好評をいただいており、ありがとうございます。
大変恐縮ながら配布冊数に限りがありますので、下記に冊子のデータ版を掲載いたします。
(サイズが大きいため2つに分割しております。)
皆様のよりよい自治会運営にお役立ていただけますと幸いです。
本冊子は、公益社団法人日本フィランソロピー協会の『フィランソロピーバンク』を通じ、
『「5」のつく日。JCBで復興支援』からの寄付金の活用して作成いたしました。