当センターが共催している、「みやぎボイス2015」 が、2015年4月11日(土)、12日(日)に行われた。
以下は、みやぎボイス2015、2日目のラウンドテーブルについての報告。
日時:2015年4月12日(日)13:00-18:00
場所:仙台メディアテーク
参加者数:約100名
■実施プログラム内容
テーマ1:自治から地域作りを考える
“公“のあり方について検討した。 討議概要は以下の通り。
・公のあり方として、先を見据える事が必要である。復興公営住宅は10年後、かなりの空きが出ていると思われる。
ここをどう使っていくかを今から準備をしなくてはいけない。
・本当は自力で再建して欲しく、災害公営住宅はセーフティネットの位置付けとしている。“旧の公”の理論だと、華美にしてしまうと問題がある。
テーマ2:賑わい・活性化・地域振興、経済から地域づくりを考える。
石巻を中心に討議を実施した。討議概要は以下の通り。
・全体的なまちづくりや設備を設計・建設する“外科手術”と、町の中での実際の活動をする“針治療”の両輪が必要。
→石巻2.0では、アーティストやITベンチャー等の面白い事をしている方々が活躍しているが資金が少なく、上手く発信出来ていない。
・石巻に人を呼び込むためには、“ストーリー”作りが必要である。
・人口減は避けられないが、人口構成は変える事が出来る。
■参加者の様子
・復興住宅における“公”について熱い議論がなされていた。
住宅の作り手として、良い物を作りたいとの思いがある一方で、セーフティーネットとしての住宅の位置づけから、
華美な物は作成出来ない“公”との関連が議論されていた。