みやぎ連携復興センター定例会議

こんにちは、せんだい・みやぎNPOセンターの登坂(JICAから出向
中)です。

4月28日に行われた連携復興センター定例会で議論された内容を
下記の通り、簡単にご紹介します。

また、この日は、仙台市市民局市民協働推進部の並河さん、武山
さん、メディアテークの北野さんがオブザーバーとして参加されました。

定例会の参加メンバーは、仙台JC茂木、PSC白木、横田、JPF
早川、つなプロ池上、せんだい・みやぎNPOセンター紅邑、渡辺、
小川、登坂でした。

【せんだい・みやぎNPOセンター】
●ある県外の団体で、文房具、水筒、長靴、折りたたみ傘等の物資
支援を学校に対して行いたいという連絡あり。現在は緊急支援のため
あげる→もらうという関係であるが、徐々に売る→買うという形に
していく必要があると考え、相談をしたところ、結果として、約1,800
セットの上記物資が地元の商店から販売される形で物資提供が行
われることになった。

●仙台の社会奉仕団体に対して現状のせんだい・みやぎNPOセン
ターの復興支援状況、連携復興センターの状況について紹介した
ところ、同団体でも世界各国、全国各地から物資が集まっている
が倉庫確保の問題もありできる限り早期に避難所等に配送していき
たいという問題意識あり。今後GW明けに、ライオンズクラブとせんだ
い・みやぎNPOセンターとの間で協議の場をもつことになった。

●ソーシャルビジネス関連団体からアプローチがあり、東京で今回の
復興支援に関与したいと考えている企業側を同団体がとりまとめ、
連携復興センターと同団体が協働することにより、被災地への支援に
つなげようという提案があった。今後の進め方について引き続き情報
交換を行っていく。

【仙台JC】
●牡鹿半島内にて、炊き出しが間に合っていない地域があり、仙台
JCにて炊き出し支援を行う予定。

【つなプロ】
●本日、多賀城市内にて被災した方を対象にアンケートを実施中。現場
でのニーズを探る予定。

●石巻市等において、配送されたランドセルが余っているが、保管する
場所もなく対応に苦慮している状況。今後、この問題の対応について
連携復興センターでも相談したい。

【PSC】
●4月29日から宮城学院の学生10人によりテント内に保管されて
いる物資仕分けボランティアが行われる予定。

●物資保管テントの管理を行う方から周辺にトイレがないため、仮
設トイレを設置してほしいとの連絡あり。既に発注を行っており、近々
設置される予定。

●仙台市内の仮設住宅にかかる説明会に参加してきた。物資配送
について、仙台市内についてはPSCが対応するということで手を挙げてきた。

【共通協議事項】
●仮設住宅の建設が徐々に進んでいるが、宮城県は、岩手県、福島
県と異なり、仮設住宅に配置すべき物資の決定されていない状況。
仮設住宅に入った際に、家具がなくて生活に不便が来すということを
回避すべく、支援策を講じていく必要あり。

●旅行会社にて企画検討の動きがある復興支援ボランティアツアー
に関して、せんだい・みやぎNPOセンターにて企画案のたたき台を
作成、簡単に協議を行った。今後、引き続き検討を進めることとなった。

【仙台市からの連絡】
●WFPから寄贈されたテントについて管理運営方法についてのお願
いの紹介あり。現状、本年9月末がテント設置場所の使用期限となっ
ているが、同期限および設置されたテントの撤去方法については、引
き続き協議することとなった。

長くなりましたが、以上となります。各団体支援活動で繁忙を極めて
おり、なかなか連携復興センターの活動状況を報告でできずにおり
まして大変失礼しました。

近いうちのWFPさんから寄贈頂いた倉庫内に保管された物資の写真
等もアップしていく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。

会議風景

仙台市役所並河さん、武山さん

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